保険に入ってるから大丈夫は危険!

ペット保険 ひとりごと
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このブログを読んでくれている方々は多分すでに愛犬と一緒に住んでる方が多いのではと思います。
すでに保険に入ってる方ばかりなのかもしれないのですが、もし、まだ入っていない方やこれからわんこをお迎えしようと思ってる方に向けて、保険に入れば安心!と思っているとびっくりすることが起こるかもしれないので私の体験談を交えてお伝えしたいと思います。

入らないよりは入るべき!

私がぱちぱふを迎えたのが2012年で今から約10年前になります。当時はアニコム一択みたいな感じだったので迷うこともなくアニコムに入りました。当時は70%カバー型と50%カバー型の2種類しかなく保険料が大して変わらなかったので私は70%カバー型に入りました。

年齢が若ければ若いほど保険料は安いです。今はほぼ一番高い保険料を払っているんじゃないかな・・・シニアになったら病院にお世話になることも多くなるからそれは仕方ないとは思いますが・・・

保険に入っていてよかったなと思ったことは動物病院に行っても70%カバー型なので支払う金額が当たり前ですが保険に入っていない人よりかなり安いです。なので、ちょっとおかしいなと思ってもお金のことを気にせずに気軽に動物病院に行くことができました。行ってみたけど診察だけで特に何もないときなど保険で300円自費なんてこともありました(保険使わなくても1000円ですけどね)。それはあくまでも結果論なので保険に入っているからちょっとしたことでも病院に行こうという気になれるんだと思います。

愛犬に適切な診察を受けてもらうために気軽に病院にいけるように保険に入っておいた方がいいと私は思います。

限度額があることに注意!

私の場合は70%カバー型といいましたが、いくらかかってもアニコムが70%カバーしてくれるわけではないことに注意してください。お恥ずかしながら私はうっすらとしかこれに関しては考えていませんでした。というのも、毎回、1回にカバーしてもらえる保険金の限度額に到達するほど高額な治療費を払ったことがなかったので、なんとなくいつも70%カバーしてもらえるような気になっていました。

例えばですが今私が入っているアニコムの70%カバー型のものは通院・入院ともにアニコム負担額は1日あたり最高14,000円まで(年20日まで)で、手術についてはアニコム負担額は1回あたり最高14万円まで(年2回まで)となっています。
1日の通院でかかった保険の対象額(病院の請求額)が15,000円の場合、アニコム負担額は15,000円 x 70%なので10,500円となり私の負担額は残りの4,500円ですが、1日の通院でかかった保険の対象額が25,000円の場合はアニコム負担額は(25,000円 x 70%は17,500円なので14,000円を超えてしまっているので)最高額の14,000円で、私の負担額は残りの11,000円となります。簡単に言うと、アニコムの恩恵を最大限に受けるのは通院・入院の場合の病院の請求金額が2万円の時になります(70%カバー型のものに限る)。

手術についても同じことが言えます。単純に金額を10倍にすればいいだけの話ですが、病院からの請求金額が20万円以内であればアニコム負担額はそれの70%になりますし、20万円を超えた場合はアニコムは14万円しか負担してくれないので残りは自腹となります(70%カバー型のものに限る)。

ちょっとややこしい話をしましたが、要は、契約した保険が何%カバー型かに関わらずアニコムが負担してくれる金額には上限があることを忘れないようにということです。

日数・回数にも限度がある!

上でちらっとカッコの中に書きましたが、私が契約している保険では通院・入院は年20日まで、手術は年2回までしか保険がつかえません。ぱふは甲状腺機能低下症なので一生投薬のため薬がなくなるまえに病院へ行くのでかなりの回数通院しますが今まで一度も20日を超えたことはありません。20日超えるのは長期間入院などしないとなかなかないかなというのが個人的な感想ですが、一応心にとめておいた方がいいかと思います。

そうそう手術しなくちゃいけないなんてことはないと思うのですが、例えば、骨折してしまった場合、プレートを入れる手術とプレートを抜く手術であっという間に2回になってしまいます。実はぱちがすでに今年度分の手術枠2回を使い切っております。私の戦略ミスだったのですが、ぱちの歯石除去(歯周病治療扱いなので手術になります)を保険更新直後にやってしまったのです。去年度は1度も手術枠を使ってなかったのに・・・あと1回あるからいいかなと思っていたのですが予期せずその3か月後に子供の頃に足にいれたピンを抜く手術を急遽しなくてはならなくなり更新まで9か月もあるにもかかわらずすでに年2回の手術枠を使い果たすという大失態をやらかしました。次の更新までどうか手術しなくちゃいけないようなことになりませんようにとドキドキして過ごしています。

1日・1回の限度額同様に保険が適用できる日数や回数があることを忘れないようにしてください

CT・MRI・内視鏡になると保険は焼け石に水?!

CT・MRI・内視鏡検査は麻酔下でやるし、おおごとなので私の契約している保険ではは最高14万円までカバーしてくれるんだろうなと思っていました。なんとなく麻酔をかける=手術という認識だったのですが、違うんです!これ、ただの検査です。手術じゃないので私の契約している保険では最大で14,000円しかカバーしてもらえないんです!

病院にもよるかと思いますが、CT・MRI・内視鏡検査はどれも10万円かそれ以上かかります。これを痛烈に実感したのがぱふに大腸の内視鏡検査をした時のことです。

ぱふのうんちに鮮血が付いていることが多く、原因がわからなかったので、「10万円近くしますが内視鏡検査をしますか?」と訊かれたので私は70%保険がカバーするから私の負担額は3万だと思い「やります」と即答すると先生に検査だから自己負担金額が8万円ちかいですけどいいですか?と念を押されて初めて「そっか!手術じゃないのか!」と気が付きました。
8万ケチって大腸がんとか見過ごすわけにはいかないと思ったので結局やったのですが、その時に「CTとかMRIも14,000円しか保険でカバーできないのか・・・まじかぁぁぁ・・・」と思いました。結局ぱふの場合、腸の組織を採取して生検に出したのでそれで手術扱いとなり保険で70%カバーしてもらえることになったので事なきを得ましたが。

今回は10万程度の話でしたが、心臓病の手術とかだと100万円以上かかることがあるのに14万円しか保険でカバーされないから90万円近く自己負担するのかと思うと焼け石に水だなぁと思いました。

保険に入ってて保険がなんでも70%カバーするから大丈夫と漠然と思っていた私に一石を投じた出来事でした。

入院・手術のみではなく通院もカバーされているものに!

保険の中には、入院・手術のみが対象になる保険料が安価なものと、それプラス通院も対象になる保険料が割高なものがあります。個人的には通院もカバーしてくれるものがいいと思います。

年齢が上がるにつれ体のいろいろなところに不具合が出てくると思います。Twitterでシニアのわんこの主さんのアカウントを見るとみなさん内臓関係などの治療で定期的に通院しています。保険会社によっては一度ダウングレードの保険を契約した後はアップグレードさせることができない(逆はできることが多い)ということがありますので、通院・入院・手術のフルセットが安心だと思います。

実際、ぱちに関してはこの10年で通院自体が数えるほどしかないので圧倒的に保険料の払い損をしています。前回の更新で入院・手術のみカバーしてくれるもう少し安い保険にかけ替えようかと考えていたくらいなのですが、更新直前にぱちが急性膵炎になり1週間通院して点滴をしたりそのあとも経過観察で血液検査などをしたりと保険の恩恵をあずかったのでそのまま同じ契約内容で更新しました。獣医師からも逆にシニアになってきた今、これから病院に来ることが多くなってくるので通院もカバーしてくれるもののほうがいいのではと言われました。私も今はそう思っています。

まとめ

ちょっとしたことでも気軽に病院に行って診察してもらえるように保険は入っておくべきだと私は思っています。私が保険に入ったときに比べて今はいろいろな会社から動物保険が出ているので、いろいろ調べてご自身と愛犬にあう保険を選んでもらえたらと思います。

そして以前の私のように保険に入ってるから(病院関連のお金は)安心~!なんて思わずに、保険に入っていたとしても、万が一にも大きな検査や手術をしなくちゃいけない時に躊躇なくお願いできるようにお金に余裕を持っておかないとダメということは覚えておいてください

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